皆さん、おはようございます。今日の関東地方の天気はどんよりとした曇りの天気と成っております。今夜から雪の予報が出ておりますが、さてどうなる事でしょう!

本日ご紹介する画像はおうし座にある超新星の残骸で、地球から7,000光年離れたM1かに星雲でございます。典型的なパルサー星雲で、中心部には「かにパルサー」と呼ばれるパルサーの存在が確認されており、今もなお膨張を続けております。

かに星雲は1,054年に出現した超新星(SN 1054)は、中国の『宋史』「天文志」に客星として記され、日本でも藤原定家でも自身の日記『明月記』に記録されています。

彗星観測をしていたシャルル・メシエが、彗星と紛らわしい天体としてまとめたメシエカタログの1番目に記録されております。ご存知のようにメシエ天体で唯一の超新星残骸です。

先ずはビクセンR200SS+エクステンダーPHで若干のトリミングしたM1かに星雲の画像からご紹介させて頂きます。


s-かに星雲.2020.11.21.WebⅦ

続きましておまけの画像として、トリミング拡大したM1かに星雲の画像となります。もっと大きくも出来そうですが、この位にしておきます。

s-かに星雲拡大.2020.11.21.WebⅧ


何時かは冷却CCDで大阪のタカSIさんの様なレインボーなM1かに星雲を撮影したいと思う今日この頃でございます(笑)

<撮影日時>
2020年11月21日 26時27分24秒から
露出5分×16枚コンポジット(σクリッピング)
相当のトリミングあり 
<撮影機材>
ビクセンR200SS+エクステンダーPH 焦点距離1,120mm (F5.6)
ニコン ASTRO D850 ISO3200  LPS-D1フィルター使用
ビクセンAXD赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2
PHD2にてオートガイド
ステライメージ8にて画像処理 
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>