イメージ 1

皆さん、こんばんは。まもなく新月期ですが、サザンカ梅雨の影響で週末まで天気が悪い状況が続きそうです。
いよいよ「平成最後?の肉眼彗星」ウィルタネン彗星(46P)が地球最接近(12月16日)が迫って参りました。
私の知人のTakaoka氏によると北軽井沢にて肉眼で確認できたとの情報もあり11月30日の時点で5等級に突入したとみられます。
このまま順調に推移すれば12月中旬には4等級から3等級まで明るく成ることが現実味を帯びてきました。
ウィルタネン彗星(46P)の地球最接近時の対地距離は約0.08天文単位です。太陽と地球の距離のわずか8%にまで近づきます。この近さは観測史上でなんと十番目の近さになるそうです。
因みに1996年に地球に大きく接近し、尾の長さが最大80度にもなった百武彗星最接近時の距離は0.1天文単位でした。
今後ウィルタネン彗星(46P)はおうし座付近にいることになります。12月のおうし座は日暮れと共に東の空から昇り明け方に西の空に沈みます。
つまり一晩中見えると言う事になります。最も明るくなる近日点通過時点で、一晩中見えているような彗星はなかなかありません。
ウィルタネン彗星(46P)の場合、近日点通過の3日後、12月16日に地球に最接近します。これをチャンスと言わずして何というのでしょう!

<撮影日時>
2018年11月30日20時43分18秒から
露出3分×20枚コンポジット(σクリッピング)
総露出(60分)
メトカーフコンポジット
ステライメージ8による全自動
IDAS LPS-D1フィルター使用
若干のトリミングあり
<撮影機材>
タカハシFSQ-106ED+645レデューサー(380mm F3.6)
Central DS ASTRO D850 ISO1600
ビクセンAXD赤道儀にて 
タカハシGT40+LodestarX2 
PHD2にてオートガイド 
ステライメージ8にて画像処理
フォトショップCS6にて調整 
<撮影場所>
群馬県妙義山にて
天体写真のブログランキングに参加しております。
宜しければ、下のアドレスをポチットとお願い致します。

 にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ(文字をクリック)]