皆さん、こんばんは。今日も晴れておりましたが、一日とても寒かったですね!

新型コロナウイルスも留まる処を知らない感じに急増してますね!こればっかりは如何する事も出来ませんね!

日本時間では19日午前6時51分に直径1.1KMの大きさの地球近傍小惑星7482(1994 PC1)が地球に大接近しました。

この地球近傍小惑星が地球に衝突する事はありませんが、地球から198万KM離れた所を時速7万415KMで通過しました。

この地球近傍小惑星はオーストラリアのサイディング・スプリング天文台でスコットランド出身の天文学者ロバート・マックノートさんが1994年8月9日に発見した小惑星です。

サイディング・スプリング天文台のあるクーナパラブランは1986年ハレー彗星が来た時に先輩のmoriさんとオーストラリア遠征していたので当時を懐かしく思い出しました。

地球から太陽までの距離は1億5千万KM、月までの距離が38万KM、地球と最接近した時の火星までの距離7千万KM、金星が四千二百万KMです。ですから198万KMは本当に大接近なのです。

先ずは、ISO感度12800で3秒露出×30枚を小惑星基準でメトカーフコンポジットした画像となります。
しっかり地球近傍小惑星7482を捉える事が出来ました。(中央の星が小惑星7482)

s-小惑星7482.2022.01.18

続きましてISO感度12800で10秒×40枚を恒星時にてコンポジットしてみました。ご覧の通り約7分間の画像ですが高速で移動して行く地球近傍小惑星7482の姿が良く分かります。(中央点線状が小惑星)

s-小惑星7482.2022.01.18.恒星時


今回はビクセンのR200SSにエクステンダーPHを付けて焦点距離1,120mmで撮影しました。

s-R200SS


撮影時の東天には煌々と輝くウルフムーンが昇っておりました(笑)

s-満月下


と言う事で貴重な地球近傍小惑星の地球大接近の撮影を実施する事が出来ました。情報提供のCST
のhayakawaさんありがとうございました。

<撮影日時>
2022年01月18日 19時18分24秒から (1枚目) 19時25分18秒から (2枚目)
露出3秒×30枚コンポジット (メトカーフ)  露出10秒×40枚コンポジット (恒星時)白黒反転
相当のトリミングあり
<撮影機材>
ビクセンR200SS+エクステンダーPH 焦点距離1,120mm (F5.6)
ニコン ASTRO D850 ISO12800  LPS-D1フィルター使用
ビクセンSXP赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2
PHD2にてオートガイド
ステライメージ  9 にて画像処理 
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>