皆さん、おはようございます。今日の関東地方は、曇りのち雨のはっきりしないお天気となっております。私の住む埼玉北部は一日くもりのお天気午後3時くらいに弱い雨が降りそうです。

さて本日ご紹介する画像は、いて座の南斗六星の近くにM8散光星雲とセットで撮影する機会の多いM20三裂星雲となります。地球からの距離は5,200光年ほどと推定されておりますが、2,200光年から9,000光年まで諸説分かれております。

この三裂星雲は3つの部分に裂けて見えるところから三裂星雲と呼ばれております。ただし、実際に星雲が3つに分割されているわけでは無くM20の輝いてい見える散光星雲の手前に位置する暗黒星雲の姿により、後ろの散光星雲が3つに分割されているように見えています。

M20三裂星雲は北側と南側で性質が異なっており、北側は青い反射星雲で南側は赤い輝線星雲となっております。また付近にはM20から生まれたとされるO型の青く若い星が120個程存在しており、星団も兼ねた構造となっております。


M20三裂星雲.2021.05.09.WebⅦ

<撮影日時>
2021年05月09日 23時59分24秒から
露出5分×16枚コンポジット(σクリッピングにて)
相当のトリミングあり 
<撮影機材>
ビクセンR200SS+エクステンダーPH 焦点距離1,120mm (F5.6)
ニコン ASTRO D850 ISO3200  LPS-D1フィルター使用
ビクセンAXD赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2
PHD2にてオートガイド
ステライメージ  9 にて画像処理 
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>