皆さん、おはようございます。今日の関東地方は、昨日までの北西の風も治まり穏やかな朝を迎えております。今朝は良く冷えましたマイナス3度まで下がりました。

新型コロナウイルスも中々治まらないですね!どうやら1か月ほど緊急事態宣言延長の公算大の様です。改めて感染予防の徹底を図りたいと思います。

さて本日ご紹介する画像は、おおぐま座にあるM97ふくろう星雲とM108渦巻銀河でございます。まず左下に写っている丸いM97は、大型の惑星状星雲で、丸い星雲の中に目玉のような暗部がある事から「ふくろう星雲」の愛称が付いております。

また右上の紡錘状に見える銀河がM108銀河です。この銀河は、1781年にメルシャンが発見したと言われメシエ天体に追加されました。

天文ファンにも広く親しまれ大変人気のある天体ですが、ともにおおぐま座のβ星の近くで輝いております。たいへん珍しい組み合わせですがM97とM108銀河は遠く離れております。たまたま同じ方角に見えているだけで、実際は地球からM97星雲までは僅か1,800光年に対しM108銀河は4,500万光年も極端に遠くに位置しております。

s-M97&M108.2021.01.15.WebⅨ


<撮影日時>
2021年01月15日 24時36分24秒から
露出5分×16枚コンポジット(σクリッピング)
若干のトリミングあり 
<撮影機材>
ビクセンR200SS+エクステンダーPH 焦点距離1,120mm (F5.6)
ニコン ASTRO D850 ISO3200  LPS-D1フィルター使用
ビクセンAXD赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2
PHD2にてオートガイド
ステライメージ  9 にて画像処理 
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>