皆さん、おはようございます。今日の関東地方はあいにくの雨模様となっております。雨の割には気温も20度以上あり割と過ごしやすい一日と成りそうです。

本日ご紹介する画像は、18日に単独で妙義山にプチ遠征した時に撮影したみずがめ座にある らせん星雲(NGC7293)です。このらせん星雲は夏の終わりから秋の初めにかけて南の空低く見える惑星状星雲です。惑星状星雲としてはとても大きな天体なので、その存在は双眼鏡でも確認できるほどです。

大き目な双眼鏡や低倍率の天体望遠鏡でを使えば、ぼんやりとドーナツ状に見えてきます。南天が明けた観測地に行かれた場合は是非観望して頂きたいと思います。

らせん星雲は大きいだけではなく色合いもとても美しい星雲として知られております。中心部は神秘的なエメラルドグリーン色に満たされその周辺は淡い赤色の星雲が取り巻いております。その姿が人の眼の様に見える事から「神の目」と呼ばれ話題になったことがあります。


NGC7293.2020.10.18.WebⅦ

<撮影日時>
2020年10月18日 20時42分24秒から
露出5分×20枚コンポジット(σクリッピングコンポジット)
若干のトリミングあり
<撮影機材>
ビクセンR200SS+エクステンダーPH 焦点距離1,120mm (F5.6)
キャノン EOS6D HKIR改 ISO1600
ビクセンAXD赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2
PHD2にてオートガイド
ステライメージ8にて画像処理 
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>