皆さん、こんばんは。今日の関東地方は暖かさの感じられるとても良い一日となりました。土曜日からは雨模様となり日曜日には雪のマークも出ています。

本日ご紹介する画像は、春の銀河が昇る前に西の空に沈みゆくぎょしゃ座の勾玉星雲(IC405)&髑髏星雲(IC410)のコラボ画像となります。

画像西側のIC405は「コンマ」のような形をした散光星雲で、日本では「勾玉星雲」の愛称で知られております。この星雲を輝かせている「ぎょしゃ座AE」という星は「runaway star」の異名を持ち、オリオン座の大星雲から生まれて飛び出してきたやんちゃな星です。

現在も高速で宇宙空間を移動している最中で、その途中でたまたま行き当たったガスが輝いているのが勾玉星雲(IC405)なのです。

「ぎょしゃ座AE」がこのガス星雲から離れてしまうと輝きを失い只の暗黒星雲に逆戻りしてしまいます。

s-沈みゆく勾玉星雲.2020.03.21.WebⅣ

<撮影日時>
2020年03月20日 22時01分24秒から
露出5分×18枚 σクリッピングコンポジット
総露出90分 
若干のトリミングあり
<撮影機材>
タカハシFSQ-106ED+645RD 
焦点距離380mm (F3.6)
Central DS ASTRO 6D ISO1600
ビクセンSXP赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2 
PHD2にてオートガイド
ステライメージ8にて画像処理
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>
群馬県下仁田町妙義山にて

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