今回の遠征の目的のひとつはさそり座頭部の散光星雲の写真を撮ることでした。
埼玉に住む私にとって無光害での南天の星々を撮ることは滅多にありません。
この機会を生かすため天気の回復を待って早速撮りはじめましたが、前にも
お伝えした通り羽田から飛び立つ飛行機の航路であったことには、かなり苦労
させられました。
飛行機以外にもう一つ問題がありました。それは、いつも使用しているLPS-P2
フィルターでした。アンタレスの光芒により見事にゴーストがでるのです。
アンタレスを中央に入れることもできず、すぐさまLPS-P2フィルターを外し、
再挑戦をしました。ただでさえ夜の短いこの季節約50分の時間のロスです。
撮りはじめから撮影終了まで約2時間を費やしてしまいました。
生まれて初めてのアンタレス付近の散光星雲です。構図も今一、画像処理も
今一ですが、とりあえずご覧ください。
南天の暗い空のもとで、再度挑戦したい対象がまたひとつ増えました。

<撮影日時>
2013年7月7日22時24分47秒から
露出5分×10枚コンポジット+
露出2分×10枚コンポジット(加算)
若干のトリミングあり
<撮影機材>
シグマAPOMACRO DG 150mmF2.8
(絞りF3.5) ISO800
キヤノンEOS60Da
ビクセンSXP赤道儀+FC50にて
ビデオガイド
ステライメージ7にてコンポジット
フォトショップCS6にて画像調整
<撮影場所>
静岡県朝霧高原にて
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