皆さん、こんにちは。今日の関東地方は、二つの低気圧が列島を東進しやや不安定な気圧配置となっております。ここ埼玉県北部はまずまずのお天気で穏やかな年末30日を迎えております。

昨夕もレナード彗星(C/2021 A1)の撮影はしましたが、撮影状況は芳しくなく本日ご紹介する画像は、12月の新月期に撮影したケフェウス座のIC1396散光星雲でございます。

今回は大好きな妙義山にて2時間ほど撮影しましたので、中々の好感触の作品となっております。私に取ってケフェウス座のIC1396散光星雲は3本の指に入るほど大大好きな天体でございます。その分思入れが強い作品でもあります。

IC1396散光星雲は、ケフェウス座で輝く視直径のとても大きな散光星雲(輝線星雲)です。星雲の大きさから言うとメジャーなはくちょう座の北アメリカ星雲を凌ぐであります。

画像のIC1396の左上に写っている明るい星こそガーネットスターと呼ばれるケフェウス座のμ星であります。数多くの星の中でもより赤っぽく見えるので、かの有名なウイリアム・ハーシェルが名付けと言われております。


s-IC1396.2021.12.04.妙義山


<撮影日時>
2021年12月04日 19時56分24秒から
露出5分×24枚 σクリッピング  IDAS LPS-D1フィルター使用
総露出120分  
若干のトリミングあり  
<撮影機材>
タカハシFSQ-106ED+645RD 
焦点距離380mm (F3.6)
Central DS ASTRO 6D ISO1600
ビクセンAXJ赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2 
PHD2にてオートガイド
ステライメージ8にて画像処理
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>