皆さん、おはようございます。今日の関東地方では、今のところとても良いお天気となっております。気圧の谷の影響で次第に雲が広がり明朝は雨の降り始める所もあるとの事です。

さて、記事のタイトルにもありますが、彗星は水物でありますので皆さんにはレナード彗星には過度な期待しないで見守って貰いたいと思います。特にWさんにはお願いしたい物です(笑)

本年度は全くと良いほど明るい彗星が現れませんでした。彗星とは本来そんな物かも知れませんが、レナード彗星(C/2021 A1)は正月1月3日に発見された今年最初の新彗星でもあります。

発見時の光度は19等と暗く太陽からは木星の軌道とほぼ同じ距離にいる所で発見されました。この先レナード彗星は、太陽系の中心方向に向かって突き進み、来年の1月3日に近日点を通過を迎えます。

近日点距離は約0.6AUとの事ですので、金星よりも太陽に近いところを通過しますのでそこそこ期待できるとは思いますが、まあ期待しないで待っててくださいね!

今後の話ですが、11月20日にNGC4395 に大接近し、11月25にちにはメジャーなクジラ銀河に超接近します。12月3日にはこれまたメジャーなM3球状星団に接近します。

やはり近日点前の好機としては、12月6日(予想光度5.6等)から11日(予想光度4.4等)までの天文薄明時頃のレナード彗星でしょうか!ベストは12月10日頃です。皆さん手ぐすねを引かないで見守り下さいね!

只今おおぐま座に位置しておりましてゆっくりとりょうけん座方向に移動中です。光度は11等を切り10等台に入って参りました。今後は東天の光害の少ない観測場を探さなくてはいけません。

s-レオナード彗星.2021.11.05


<撮影日時>
2021年11月06日 28時13分24秒から
露出3分×10枚コンポジット(メトカーフコンポジット)
相当のトリミングあり 
<撮影機材>
ビクセンR200SS+エクステンダーPH 焦点距離1,120mm (F5.6)
ニコン ASTRO D850 ISO3200  LPS-D1フィルター使用
ビクセンAXD赤道儀にて
タカハシGT-40+Lodestar X2
PHD2にてオートガイド
ステライメージ  9 にて画像処理 
Photoshop CS6にて調整
FratAidoProにてフラット補正
<撮影場所>